自分の生まれ育った家が無くなるというのは帰る場所が無くなるということですから本当に寂しいものです。
私は北海道札幌生まれで、カメラマンを目指すため上京しました。北海道暮らしより東京暮らしの方が既に長くなりましたが、いまだに東京人になり切れてなく地方出身者の気持ちが心に強く残っています。
もう7年以上も前の話となりますが、北海道の実家の父が亡くなり母が一人で生活することになりました。北海道は冬に雪が降りますので、年老いた母が一人で暮らすにはかなり厳しく私も心配が絶えませんでした。そこで母を一人で置いておけないとこちらに呼び寄せることとなりました。実家は空き家でそのまま置いておくことも考えましたが、雪が積もる北海道では屋根下の除雪をしないと家の壁が壊れてしまうことなど問題点も多くセキュリティの面も考え思い切って売却することになりました。

売却を決め不動産屋のチラシに掲載したところ、直ぐに買い手がつき思わぬ短期間の間での引越しをしなければ行けなくなりました。実家には私の物も沢山置いてありその整理や処分に時間を取られ家の記念写真などゆっくり撮る暇もなく家の明け渡しと相成りました。自身カメラマンにも拘わらず実家に有ったコンデジと自分のスマホで撮るだけとなり、今でもかなりの後悔をしています。

今、東京で住んでいる自宅周辺でも代替わりの時期なのか、毎年かなりの家が壊わされ新築の家に建て替わっています。それを見るにつけ壊す前に「ちゃんと写真撮ったのかなあ」とか「撮ってあげたかったなあ」と思うことが多々ありました。

そういうこともあり、思い切ってこのサービスを立ち上げることにいたしまました。

誰でも写真が撮れる時代になり、なかなか需要は無いかもしれませんが、プロの持ってるワイドレンズ等の機材や着眼点は素人では持ち合わせていないと思います。またなかなかいっぺんに写真を撮るというのも大変で時間もかかります。

いざ建て替えや引越しとなるとばたばたして写真など撮っている暇はないもの、家を壊してから、売却してからではもう2度と写真には出来ません。

そういう方は是非スタジオヴューに撮影をご依頼ください。

大切な思い出のわが家をしっかり写真という形で残します。

人間の記憶はあいまいなもの。写真があれば記憶が甦りまた意外と気が付かなっ方部分があったりと新しい発見もありますので、記録と記憶の為に写真という形で残すお手伝いをさせてください。